第89回選抜高校野球大会の準決勝が行われ、決勝は履正社と大阪桐蔭という史上初の大阪対決となった。準決勝での予想は見事的中したわけだが、適当に予想しても25%の確率で当たるのだから大したことではないと自分では考えている。
履正社は準決勝以外はどの試合も危なげなく勝ち進んだ。準決勝は9回に逆転という危うい内容だったが、点をとらせない試合を展開してきた。一方の大阪桐蔭は強打で大量得点で勝ち上がってきた。試合が進むにつれて得点は減っていったが、逆に試合を経るごとに上手さが出てきた。
どちらが勝ってもおかしくはない。履正社が近畿地区優勝校だが、大阪桐蔭との直接対決はなかった。そもそも大阪府の大会はどちらも優勝していない。そう考えると戦力の比較では無理がある。そこで戦力以外の面で考えた方が圧倒的に早い。
実はスポーツの短期決戦において勝敗を一番決めるのは実力ではないのだ。実力以上に勝敗を左右するものはジンクスである。ジンクスで考えればすべて予想がつくのである。特に高校野球は日本の、いや世界のスポーツでも有数のジンクスが勝敗を決める要素が強い競技である。それで考えれば優勝するのは大阪桐蔭となる。
実は大阪桐蔭は決勝戦での敗戦がない。一方の履正社は優勝経験がない。高校野球では優勝経験のある学校の方が強い傾向がある。そう考えれば大阪桐蔭優勝が論理的に導かれることになる。スコアがどうなるかはわからない。しかしスコアは関係ない。どうあがいても大阪桐蔭の優勝だ。
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