今村復興相が辞任することになった。東日本大震災について、「東北地方だからまだよかった、首都圏に近かったら大変だ」と話したことがきっかけである。この辞任は当然だろう。なぜならば任命した安倍首相に多大な迷惑をかけたからである。
今村大臣はこともあろうに安倍首相の出席しているパーティでこの発言を行ったのである。今村大臣と言えば今月上旬も物議をかもす発言をしたばかりだが、あの時は食い下がったマスコミに問題があった。しかし今回は安倍総理の前で発言したということで安倍首相に泥を塗ったわけだ。辞任は当然である。仮に発言に何の問題がなかったとしてももうダメである。
安倍首相はろくでもない大臣に足を引っ張られる形になってしまったが、新たな復興相をちゃんと選べば何の問題もない。すべては今村に問題があるのであって安倍首相は本当にかわいそうだと思う。なぜこんなことで謝罪をしなければならないかと怒っているだろう。その気持ちは非常にわかる。しかし電撃的な更迭は安倍首相の意気込みの表れでありその考えは国民からの支持を得るであろう。
安倍政権に泥を塗った今村は自民党ではなく民進党の人間である。少なくとも今回の発言でそれがわかった。一刻も早く本籍地に戻って民進党の人間らしく祖国に帰るべきであろう。それが今村に求められる唯一の道である。